こんにちは。
 
墨田区両国駅が最寄りの「両国パークサイド歯科」です。
 
 
おやつの時間を決めていますか？
 
実は、時間を決めずにダラダラ食べていると歯が溶けやすくなり、むし歯の原因になります。
 
今回は、歯が溶けてしまう(脱灰)と、歯が元に戻る(再石灰化)の仕組みについてご説明します。
 
ぜひ、参考にしてむし歯ゼロの健康なお口を目指しましょう！
 
 

ほんの初期のむし歯であれば、ケアしだいでは自然に治る可能性があります。
 
ただし、ほんの初期のむし歯とは、歯の表面が白く濁り、光沢がなくなったように見えるくらいの状態です。
 
これを歯科用語で、「脱灰」といいます。
 
脱灰は、歯の表面からカルシウムやリンなどのミネラルが溶けだしてしまう状態です。
 
しかし、脱灰によって溶けだしてしまった成分は、唾液により修復できるのです。
 
なぜなら、唾液には、カルシウムやリンが豊富に含まれているからです。溶けてしまった歯の内部にミネラルが入り込み、元に戻っていきます。
 
脱灰した部分の修復を歯科用語で「再石灰化」といいます。
 
ほんの初期のむし歯であれば、再石灰化の力が強ければ自然に治る可能性は十分にありますが、必ずしもそうなるわけではありません。しかも、それ以上進行してしまったら二度と元には戻りません。
 
むし歯は放置せず、できるだけ早く歯科を受診しましょう。
 
 

再石灰化を促進して歯質を強くするためには、2つの行動が大切です。
 
1. ダラダラ食べをやめる
 
食べ物をダラダラ食べていると、お口の中が酸性に傾きます。
 
むし歯菌は、食べ物に含まれている糖をエサにして、酸を出します。
 
この状態が長く続くと、歯が溶けやすい口内環境になってしまうので止めましょう。
 
 
2. フッ素ケアをする
 
再石灰化の力を強くするためにも、脱灰より、再石灰化が進む口内環境を作りましょう。
 
そこで、フッ素が入っている歯磨き粉の使用や歯医者でのフッ素塗布がおすすめです。
 
フッ素は、むし歯菌による酸の生産を抑制して、歯の表面を酸に強く変えてくれます。
 
フッ素には、再石灰化を促進する働きがあるのです。
 
 
以上の２つを意識して行うだけで、口の中がむし歯ができにくい環境になります。
 
 
両国パークサイド歯科では、むし歯予防に有効なフッ素塗布を行っております。
 
一人ひとりに合った、歯磨きの仕方も指導していますので、ご相談ください。